ロシュ・ダイアグノスティックスは本日(11月4日)、次世代デジタルPCRシステム「Digital LightCycler Dxシステム」について、医療機器として発売することを発表した。 同システムは、デジタルPCR技術を利用した核酸定量システム。デジタルPCR技術を利用することで、従来のリアルタイムPCR法では難しい微量なDNAおよびRNAの絶対定量やきわめて低頻度の遺伝子変異の検出など、高精度の分析が可能になる。 現在、デジタルPCR技術を利用した体外診断用医薬品は限られており、主に研究用途で用いられているが、その精度や感度の高さから、がん検査や感染症の確認、移植医療での応用など、臨床での利用が期待できるという。