モデルナは昨日(11月5日)までに、開発中のmRNAベースのT細胞エンゲージャー(TCE、開発コードmRNA-2808)について、再発・難治性の多発性骨髄腫(MM)を対象とした第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験において最初の患者への投与を行ったと発表した。 mRNA-2808は、3種類の骨髄腫関連抗原を標的とするTCEをコードしている複合的なmRNA治療製品。革新的なアプローチにより腫瘍の異質性に対応し、標的依存性の耐性克服を目指している。 同試験は18歳以上の再発・難治性MM患者を対象に、同製品の安全性および忍容性を評価する用量漸増試験として行われている。