アタマジラミ症の開発薬、第Ⅲ相で主要評価項目を達成
科研製薬
科研製薬は昨日(12月8日)、既存治療で効果不十分なアタマジラミ症を対象に開発中のイベルメクチン(開発コードKAR)について、国内第Ⅲ相試験で主要評価項目を達成したと発表した。(関連記事「南京虫と感染症」)
同薬はイベルメクチンを主成分とするローション剤で、アタマジラミの神経・筋細胞に存在するグルタミン酸作動性Cl-チャネルに作用し、麻痺を起こすことで殺虫効果を示す。米国ではSklice Lotion 0.5%としてアタマジラミ症治療に使用されている。
アタマジラミ症患者を対象とした多施設共同第Ⅲ相二重盲検並行群間ランダム化比較試験では、基材群に比べてイベルメクチン群で治癒成功率が有意に高かった。安全性に関しても、開発上問題となるまたは重篤な副作用は認められなかった。
同社は、結果の詳細は今後の学会などで公表する予定とし、2026年度には製造販売承認申請を目指す意向を示している。
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