塩野義製薬は本日(2月26日)、第33回 Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections(CROI)2026で発表された第3世代HIVインテグラーゼ阻害薬の第Ⅰ相臨床試験などの成績を告知した。 同試験ではHIV非感染者を対象に、同薬を単回皮下または筋肉内注射として投与した。薬物血中濃度は投与後7カ月時まで安定して維持されていた。忍容性は良好で、副作用の多くは軽度の注射部位反応(紅斑、疼痛、硬結など)に限られた。安全性プロファイルは既存のインテグラーゼ阻害薬と同じだった。 また、別途実施された同薬と第2世代HIVインテグラーゼ阻害薬ビクテグラビルを比較したin vitro試験では、インテグラーゼ阻害薬に耐性変異を有するHIV株に対し、第3世代HIVインテグラーゼ阻害薬は良好な抗ウイルス活性と高い耐性バリアを示した。 これらの結果から、第3世代HIVインテグラーゼ阻害薬は超長時間作用型注射薬としての高い可能性を有すると確認された。同社によると今後、第Ⅱb試験での最適な投与スケジュールの検討を進めるとともに、HIV治療における超長時間作用型注射剤としての有用性の評価を進める予定だという。