〔編集部から〕本連載は、主要医学ジャーナルに目を通すことを毎朝の日課としている医学レポーターが、SNS上での反響も踏まえ、毎週特に目を引いた論文5本をピックアップ。うち1本にフォーカスします。今回は3月16~22日に公開された論文からフォーカスしたのは「超加工食品」に関する論文。その他のピックアップ論文は、末尾をご覧ください。 これまでの研究はほとんど白人のもの 「超加工食品は心血管疾患(CVD)リスク」。これは既に常識かもしれない。 しかし論文化されている研究の対象は、ほとんどが欧米の白人だった。つまり他の人種でも超加工食品が心血管(CV)リスクかどうかは、必ずしも検証されていない。 そこでこの点を多人種コホートで検討した結果が、3月17日、JACC Advに掲載された。米・University of CaliforniaのAmier Haidar氏らが、米国大規模コホートデータを解析した結果である。 ちなみに「超加工食品」にはさまざまな定義が存在する。しかしいずれも、実際の食品を評価するには少し複雑すぎた。この点についても近年、新たな展開があった。それも含め紹介したい。