意外な血糖降下薬にCVD「初発」予防効果
期待の2薬剤ではなく…
これまでCVD初発予防効果を示したのはメトホルミンのみ
SGLT2阻害薬の登場以来、血糖降下薬による心血管(CV)イベント抑制作用に注目が集まるようになった。
しかし「エビデンス」とされるランダム化比較試験(RCT)の多くは、対象が「心血管疾患(CVD)既往例」である。ほぼ全例がCVDを有さなかったRCTはUKPDS試験くらいだろうか(メトホルミンによるCVイベント抑制を証明)。
そのため、メトホルミン以外の血糖降下薬では、CVD未発症〔CV初発(一次)予防〕の2型糖尿病例に対するCVイベント抑制作用はよく分かっていない。
そのような観点から興味深い報告が5月20日、お隣の韓国から報告された。少し意外な血糖降下薬に、CVD初発予防2型糖尿病例のCV転帰改善が期待できるかもしれない。
掲載されたのはJ Diabetes Investig。著者は延世大学校のYun Young Choi氏らである。
加えてSGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)についても、エビデンスを簡単に整理してみたい。
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