大切なかばんを持っていざウズベキスタンへ
在エチオピア日本国大使館 松岡慈子
総合内科専門医、神経内科認定医、脳卒中専門医である私にとって大切なものは神経内科診察道具の入ったかばんです。2014年3月、そのかばんを持って最初の任地である旧ソ連圏のシルクロードの国、ウズベキスタンに赴任しました。赴任約2週間後に、国際クリニックのノルウェー人医師から緊急相談の電話が入りました。患者の主訴は進行する筋力低下。患者は国家救急医療センターを紹介受診し頭部CTを施行したものの、異常なしで帰されたということでした。国際クリニックを訪問した私は相談医師の下で神経学的所見のアドバイスを行い、深部反射の消失を確認。ギラン・バレー症候群を疑い、呼吸障害の出現を示唆し緊急搬送を提案しました。翌日、呼吸障害を呈した患者は無事にドイツに緊急搬送されました。神経内科の診察道具が入ったかばんがすぐに役に立ちました。

(著者:ウズベキスタン・サマルカンド音楽祭 外交団招待にて)
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松岡 慈子(まつおか しずこ)
経歴
1959年生まれ
1986年 山形大学医学部卒業、慶應大学医学部内科学教室入局
1990年 慶應義塾大学医学部神経内科助手
1996年 米国Baylor College of Medicine留学
1998年 済生会中央病院神経内科
1999年 横浜市立脳血管医療センター神経内科
2005~14年 横浜市健康福祉局
2014年3月~17年5月 在ウズベキスタン日本国大使館医務官
2017年5月~現在 在エチオピア日本国大使館医務官
1993年神経内科認定医、1994年総合内科専門医、医学博士、2003年脳卒中専門医









