連載を再開します! 誰もご存じないと思うが、というか誰も興味がないと思うが、本コラムの掲載は半年ぶりである。私は「私事で恐縮ですが」と前置きをして、私事を延々と話すのが大好きである。というわけで、私事で恐縮ですが故郷の実家で不測の事態が起こってしまい、春から医師と実業家の二足の草鞋で東京と実家の往復を繰り返していた(ちなみに文中の上付き文字は、私が大ファンの女優、中谷美紀さんの結婚報告手紙のパクリである。彼女はやはり「アリ寄りのアリ」でカッコいい)。私の実業家としてのミッションは、故郷の中小ファミリービジネス会社を見捨てて出て行ったなんのシガラミもない長男として、カルロス・ゴーン流の冷血なコストカットをやることであった。しかしながら、いきなりビジネスの海千山千の輩の中に放り出されて、社会の厳しさ、ついでに日本の医療界のアマアマ、ズブズブさを痛感した。 秋になってなんとか逮捕もされないで帰京した(100億円どころか飛行機代すらもらっていないので当然である。貯まったのはマイレージだけである)。すっかり忘れ去られているだろうとタカとくくっていたら、先日突然、編集担当者のH氏からメールが来た。トラブルメーカーが急に音沙汰がなくなってホッとしているだろうと思ったのに、連載再開の打診であった。というわけで、H氏のご厚情と友情に心から感謝しつつ、久しぶりに執筆させていただく。 Normal 0 0 2 false false false EN-US JA X-NONE /* Style Definitions */ table.MsoNormalTable {mso-style-name:標準の表; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-noshow:yes; mso-style-priority:99; mso-style-parent:""; mso-padding-alt:0mm 5.4pt 0mm 5.4pt; mso-para-margin:0mm; mso-para-margin-bottom:.0001pt; mso-pagination:widow-orphan; font-size:10.0pt; font-family:"Times New Roman",serif;}