本シリーズでは、地域の小規模病院が直面する課題を見つめ、破産寸前まで追い込まれるという窮状を乗り越えた生き残り戦略を紹介する。それは、外来・入院・在宅の3機能を組み合わせた在宅療養支援病院という方向性であり、来るべき心不全パンデミックをも見据えたものだった。そこからは、医療ニーズの急増でパンク必至といわれている日本医療の処方箋となりうるヒントも見えてきそうだ。