関節リウマチの治療では、生物学的製剤に匹敵する効果を有する経口薬のJAK阻害薬が2013年に登場し、さらなる進化を遂げている。Medical Tribuneでは、発売から1年が経過した関節リウマチで2剤目のJAK阻害薬バリシチニブ(商品名オルミエント)の使用状況を探るべく、生物学的製剤(バイオ後続品を含む)とJAK阻害薬について処方動向を調査した。その結果、既存薬での効果不十分例に対するJAK阻害薬の処方割合は2割にとどまり、普及が進まない実態が浮き彫りとなった。