"想定外"は論外である

東京大学医学部附属病院国際診療部 副部長 山田秀臣

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

[編集部から]新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の収束が依然見通せない中、自然災害(台風や集中豪雨、地震、津波、火山噴火など)や人為災害(テロ、大規模事故など)、特殊災害(原子力発電所事故、海洋汚染など)が混合する「複合災害」への備えが急務である。また、東京オリンピック・パラリンピックや大阪万博などの大規模イベントを控え、新興感染症の流入やマスギャザリング(集団形成)への備えも喫緊の課題となっている。本連載では、これまでの災害医療や救急医療といった枠組みを超えた多様な視点を踏まえ、過去に類を見ないような「想定外の事態」から医療を守る方策を考える話題を提供する。第1回は、医療にとっての想定外とは何かを山田秀臣氏に論じてもらった。

山田秀臣(やまだ ひでおみ)

1993年 名古屋大学医学部卒業
医学博士、腎臓内科専門医
2019年度東京大学経営のできる大学病院幹部養成プログラム修了

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