コロナワクチン、一般的な副反応こそ周知を

駒込病院:2回の集団接種アンケート結果

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 がん・感染症センター都立駒込病院では、今年(2021年)3月上旬に1回目となる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの集団接種を実施、その運用ノウハウなどについて、本連載『コロナワクチン「15分で30人」のアルゴリズム』で紹介した。その後、同院では同月26、29~31日に2回目の集団接種を完了した。ファイザーのSARS-CoV-2ワクチン(トジナメラン)は、2回目接種後の方が副反応が生じやすいとされ、同院では9割弱に接種部位の疼痛が、約6割に倦怠感が認められたという。Medical Tribuneの取材に対し、集団接種プロジェクトの運用に携わった同院小児科医長の城青衣氏は「今回のワクチン接種に関しては副反応としてアナフィラキシーばかりが注目されているが、発熱や接種部位の疼痛、倦怠感、頭痛など想定範囲内の副反応が現れる頻度が高い。一般の高齢者へのワクチン接種が進む中、接種後の体調不良に慌てることがないよう、こうした副反応についても事前に周知しておく必要がある」と指摘した。

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