喘息のリスクは気温低下とともに上昇する
研究の背景:世界の喘息有病率、赤道付近の国で低い
世界の喘息有病率は、2019年時点では北欧やオーストラリアに多く、これは1990年ごろと比べて変わっていない(図1)。国によって報告システムに差異があるため、疫学研究が盛んなところほど多くなる傾向はあるかもしれないが、赤道付近の国は概して低い印象がある。
図1. 世界の喘息有病率(2019年)

緯度・経度だけでなく、気候、温度、湿度、標高、人口、大気汚染などさまざまな変数が背景に交絡していることから、一概に環境要因のみで結論を出すことはできないが、「気温が低くなると喘息が多くなる」という仮説を立て検証した研究を紹介する(Occup Environ Med 2023年10月24日オンライン版)。
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倉原 優 (くらはら ゆう)
国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科医師。2006年、滋賀医科大学卒業。洛和会音羽病院での初期研修を修了後、2008年から現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本感染症学会感染症専門医、インフェクションコントロールドクター、音楽療法士。自身のブログで論文の和訳やエッセイを執筆(ブログ「呼吸器内科医」)。著書に『呼吸器の薬の考え方、使い方』、『COPDの教科書』、『気管支喘息バイブル』、『ねころんで読める呼吸』シリーズ、『本当にあった医学論文』シリーズ、『ポケット呼吸器診療』(毎年改訂)など。










