AD/尋常性乾癬治療薬タピナロフ薬価収載

JT/鳥居薬品

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 日本たばこ産業(JT)および鳥居薬品は、JTがアトピー性皮膚炎(AD)および尋常性乾癬を適応症として国内製造販売承認を取得した芳香族炭化水素受容体(AhR)調整薬タピナロフ(商品名ブイタマークリーム1%)について、昨日(8月15日)付けで薬価基準に収載され、鳥居薬品が10月29日より販売を開始することを発表した(関連記事「tapinarofを申請、アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬」)。

 タピナロフはAhRの活性化を介した炎症性サイトカインの産生抑制に加え、皮膚バリア機能関連分子および抗酸化分子の遺伝子発現を誘導する非ステロイド性、低分子のAhR調整薬。国内第Ⅲ相臨床試験の結果、AD患者(12歳以上)、尋常性乾癬患者における有効性および長期投与時の安全性が確認されている。現在、小児AD患者(2歳以上12歳未満)を対象とした臨床試験が進行中である。

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