夜間ヘモグロビン尿症治療薬クロバリマブ、欧州で承認

中外製薬

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 中外製薬は、pH依存的結合性ヒト化抗補体(C5)モノクローナル抗体クロバリマブ(商品名ピアスカイ)について、親会社のロシュが発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の成人および青年の患者(12歳以上で体重40kg以上)を適応として欧州委員会より承認を取得したと発表した。

 PNHは、後天性の遺伝子変異による造血幹細胞疾患でPNH型赤血球が補体の攻撃を受け破壊されることで生じる溶血を主徴とし、日本では指定難病の1つとなっている。

 クロバリマブは、既存のC5阻害薬からの切り替え対する制限および体重40kg以上の患者における年齢制限がないPNH治療薬として、世界に先駆け日本で承認された(関連記事「夜間ヘモグロビン尿症の治療薬クロバリマブ、国内で承認取得」)。また4週間隔での皮下投与可能なPNH治療薬は欧州初である。

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