フィネレノン、米中でHFmrEFとHFpEFの適応追加を申請

バイエル薬品

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 バイエル薬品は1月10日までに、非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬フィネレノン(商品名ケレンディア)について、左室駆出率(LVEF)が40%以上の成人心不全〔LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF)、LVEFが保たれた心不全(HFpEF)〕を適応として、米食品医薬品局(FDA)および中国国家薬品監督管理局(NMPA)医薬品評価センター(CDE)に承認申請を行ったと発表した。

 今回の両国での承認申請は、LVEF 40%以上の心不全患者を対象に、フィネレノンの有効性と安全性を検討した二重盲検第Ⅲ相プラセボ対照ランダム化比較試験FINEARTS-HFの良好な結果に基づくもの。同試験において、プラセボ群と比べフィネレノン群では心血管アウトカムの有意な改善を示した(関連記事「HFpEFにフィネレノンが有効」)。

 同薬は、2型糖尿病を合併する成人慢性腎臓病(CKD)の治療薬として、日本を含む世界90カ国以上で承認、販売されている。

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