小野薬品工業は2月17日までに、キナーゼ阻害薬vimseltinib(商品名ROMVIMZA)について、米食品医薬品局(FDA)から外科的切除により機能制限の悪化または重篤な病状が生じる可能性のある成人の腱滑膜巨細胞腫(TGCT)を適応として承認されたと発表した。 今回の承認は、同薬がプラセボと比べ、25週時点の客観的奏効率(ORR)などで有意な改善を達成し、忍容性の高い安全性プロファイルを示した第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照比較試験MOTIONの結果に基づくもの。 vimseltinibは、小野薬品工業の子会社である米・Deciphera社が開発した薬剤で、FDAからファストトラック指定および優先審査の対象に指定されていた。