フィネレノン、FDAがHFmrEFとHFpEFへの適応追加を優先審査指定

バイエル薬品

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 バイエル薬品は3月25日までに、非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬フィネレノン(商品名ケレンディア)の左室駆出率(LVEF)が40%以上の成人心不全〔LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF)、LVEFが保たれた心不全(HFpEF)〕への適応追加について、米食品医薬品局(FDA)が申請を受理し優先審査に指定したと発表した(関連記事「フィネレノン、米中でHFmrEFとHFpEFの適応追加を申請」)。

 今回の申請は、LVEF 40%以上の心不全患者を対象に、フィネレノンの有効性と安全性を検討した第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験FINEARTS-HFの良好な結果に基づくもの。

 FDAは使用可能な治療法と比べ、重篤な疾患の治療、診断、予防の有効性・安全性が大きく改善されると考えられる医薬品を優先審査に指定している。承認申請後の目標審査期間は、標準審査の10カ月に対し優先審査指定では6カ月以内となる。同指定により、処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)による審査終了目標日および承認は、2025年第3四半期中が見込まれるとしている。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする