アミバンタマブ+ラゼルチニブ、EGFR陽性進行NSCLCの一次治療で承認

ヤンセンファーマ

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 ヤンセンファーマは昨日(3月27日)、上皮成長因子受容体(EGFR)/間葉上皮転換因子(MET)二重特異性抗体アミバンタマブ(商品名ライブリバント)と経口第三世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬ラゼルチニブ(ラズクルーズ錠80mg、同240mg)の併用療法について、EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発非小細胞肺がん(NSCLC)の一次治療としての承認を取得したと発表した。(関連記事「Amivantamab+lazertinib、EGFR陽性難治再発NSCLCで申請」)

 今回の承認は、EGFR変異陽性の切除不能な進行・再発NSCLC患者が対象の国際共同第Ⅲ相試験MARIPOSAの結果基づくもの。主要評価項目とした無増悪生存(PFS)中央値は、オシメルチニブ単剤療法と比べアミバンタマブ+ラゼルチニブ併用療法で良好だった(16.6カ月 vs. 23.7カ月)。副次評価項目とした奏効持続期間(DOR)中央値についても、アミバンタマブ+ラゼルチニブ併用療法で長かった(16.7カ月 vs. 25.8カ月)。さらに、全生存(OS)中央値は1年以上の改善が見込まれている。アミバンタマブ+ラゼルチニブ併用療法の安全性プロファイルは、各単剤の既報と一貫していた(関連記事「新規二重特異性抗体、EGFR陽性進行NSCLCに有効」「アミバンタマブ+lazertinib、第Ⅲ相試験でOS改善」)。

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