ギリアド・サイエンシズは昨日(4月24日)、抗体薬物複合体サシツズマブ ゴビテカン(商品名トロデルビ点滴静注用200mg)について、化学療法歴があるホルモン受容体(HR)陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がんに対する承認事項一部変更承認申請を行ったと発表した(関連記事「乳がん注目のADC、Trop-2にかかわらず奏効」)。 同薬は既に、化学療法歴のあるHR陰性かつHER2陰性(トリプルネガティブ)の手術不能または再発乳がん治療薬として国内承認されており、承認されれば2つ目の適応症となる(関連記事「トリプルネガティブ乳がん治療薬サシツズマブ ゴビテカン発売」)。 今回の申請は、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬、内分泌療法およびタキサン系抗悪性腫瘍剤による治療歴を有し、転移性疾患に対し2つ以上の化学療法歴があるHR陽性HER2陰性の手術不能または再発乳がん患者を対象とした、海外第Ⅲ相試験TROPiCS-02と国内第Ⅱ相試験ASCENTJ02の結果に基づくもの。