中外製薬は5月9日、同社が創成し米・Verastem Oncology社が開発中の経口RAF/MEK阻害薬vutometinibについて、1回以上の全身療法治療歴があるKRAS変異陽性再発低悪性度漿液性卵巣がん(LGSOC)成人患者を対象とした経口FAK阻害薬defactinibとの併用療法として、米食品医薬品局(FDA)より承認を取得したと発表した(関連記事:Avutometinib、FDAがKRAS変異陽性再発低悪性度漿液性卵巣がん治療薬として申請を受理、優先審査に指定)。同併用療法はLGSOCに対しFDAが承認した初の治療法となる。 米国では、vutometiniとdefactinibを組み合わせた経口配合パック(商品名AVMAPKI FAKZYNJA CO-PACK)として販売するという。