ギリアド・サイエンシズは5月14日までに、PD-L1陽性(CPS≧10)で手術不能(切除不能)の局所進行または転移性の未治療トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者を対象に、抗TROP-2抗体薬物複合体サシツズマブ ゴビテカン(商品名トロデルビ)+ペムブロリズマブ(キイトルーダ)併用療法と標準治療であるペムブロリズマブ+化学療法を比較した第Ⅲ相試験ASCENT-04/KEYNOTE-D19の結果を発表した。(関連記事「トリプルネガティブ乳がん治療薬サシツズマブ ゴビテカン発売」) 検討の結果、ペムブロリズマブ+化学療法群と比べ、サシツズマブ ゴビテカン+ペムブロリズマブ群では、無増悪生存(PFS)が有意に良好で、主要評価項目を達成した。また、全生存(OS)についても初期の改善傾向が見られた。未知の安全性情報は報告されなかった。