アデノ随伴ウイルスベクター製造用のエンドヌクレアーゼ酵素を発売

ロシュ・ダイアグノスティックス

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 ロシュ・ダイアグノスティックスは本日(5月15日)、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターをはじめウイルスベクターを用いた遺伝子治療薬の製造に不可欠なエンドヌクレアーゼ酵素EndoCleave(エンドクリーブ)を発売したと発表した。(関連記事「認知症に関連するタウ蛋白の検出可能な研究用試薬を発売」)

 この酵素は、AAVベクターを含むウイルスワクチン、腫瘍溶解性ウイルスの製造プロセスの宿主細胞溶解後の純化段階で用いる。不要な宿主細胞由来のDNAやRNAなどの核酸を選択的に効率良く分解・除去するため、目的のウイルスベクターの構造や機能を維持したまま、蛋白質も分解せず保持できる。より効率的かつ高品質なウイルスベクターの製造が可能となり、安全で信頼性が高い遺伝子治療薬の開発に貢献することが期待される。

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