中外製薬は昨日(5月19日)、抗血管内皮細胞増殖因子(VEGF)-A/抗アンジオポエチン(Ang)-2ヒト化二重特異性モノクローナル抗体ファリシマブ(商品名バビースモ硝子体内注射液120mg/mL)について、脈絡膜新生血管を伴う網膜色素線条に対する適応拡大の承認を取得したと発表した。同薬は、網膜色素線条に対する国内初の治療薬となる(関連記事「VEGF/Ang-2阻害薬ファリシマブの実力」)。 今回の承認は、網膜色素線条を対象とした国内第Ⅲ相試験NIHONBASHIの成績に基づく。