テルモは昨日(5月27日)、出荷制限中のフェンタニル製剤(商品名フェンタニル注射液0.1mg「テルモ」、同0.25mg「テルモ」、同0.5mg)について、海外製造所での製造および輸入遅延に伴い来月も出荷調整を継続すると発表した。(関連記事「フェンタニル供給停止で理事長声明」) 同社によると、海外製造所において当局監査の指摘に対応した結果、製造効率が低下。それに伴い、フェンタニル製剤の出荷量の長期的な減少が想定されるというた。 同社は、昨年同時期の実績および出荷調整の影響を考慮した上で、6~7月の予定出荷率を以下の通り提示している。 ・フェンタニル注射液0.1mg「テルモ」:6、7月とも45% ・フェンタニル注射液0.25mg「テルモ」:6、7月とも未定 ・フェンタニル注射液0.5mg「テルモ」:6月前半(第1~2週)0%、後半(第3~4週)85%、7月前半0%、後半85%