バイエル薬品は昨日(6月2日)までに、MRI用に開発中の環状型ガドリニウム造影剤gadoquatraneについて、日本における製造販売承認を申請したと発表した。 今回の申請は、成人および小児患者を対象とした有効性と安全性を評価するための第Ⅲ相ピボタル試験QUANTIの肯定的なデータに基づくもの。 同剤は、中枢神経系を含むあらゆる身体領域に対する既知または疑われる病変の抽出を目的としている。申請した投与量(0.04mmol Gd/kg)は、既存の造影剤に比べガドリニウム用量を60%低減している。