禁煙補助薬チャンピックス、出荷再開時期が「未定」に

ファイザー

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 ファイザーは昨日(6月11日)、2021年6月から出荷停止中の禁煙補助薬バレニクリン(商品名チャンピックス錠)について、これまで「2025年上半期」としていた出荷再開時期を「未定」に改めたと発表した。(関連記事「禁煙補助薬で危険な飲酒量減少、喫煙も改善」)

 同薬は、2021年6月に海外で複数の製品から社内基準値を超える発がん性物質N-ニトロソバレニクリンが検出されたことを受け、全世界で出荷を停止した。

 同社は出荷再開時期を訂正した理由について、昨年(2024年)7月に基準値を満たす目的で製造方法の変更などに関する製造販売承認事項一部変更承認申請を行ったものの、現在も審査中であるためとしている。当局の審査を経て一変承認が得られ次第、速やかに出荷を再開できるよう準備を進めているという。

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