糖尿病例の降圧におけるNa制限、U字カーブに要注意
重要性実証も「目標値」には検討の余地?
難渋する糖尿病例の血圧管理
2型糖尿病例の心血管疾患(CVD)抑制に、降圧は極めて重要である。すなわち、2型糖尿病例を対象とした、低バイアスのランダム化比較試験(RCT)40報(10万354例)をメタ解析すると、収縮期血圧(SBP)が10 mmHg低値になるにしたがい、心血管イベントは「3.90/1,000人・年」、有意に減少していた(死亡も3.16/1,000人・年減少、JAMA 2015; 313: 603-615)。
しかし、糖尿病例の血圧管理は難渋するといわれている。そこで必要となるのが、生活習慣改善への介入追加による降圧増強である。
対象が高血圧例であれば、DASH食による降圧作用が報告されている (N Engl J Med 1997; 336: 1117-1124)。しかし、同試験では管理不良の糖尿病例は除外されていた。また、糖尿病例を対象にDASH食の降圧作用を比べたRCT3報では、2報が有意な降圧を認める一方、最大規模の1報は対照群と差を認めない(Hypertension 2021; 77: 265-274)。
そこで、DASH食を糖尿病例向けに改変した「DASH4D食」が考案され、その降圧作用を2型糖尿病100例強で検討したRCTが6月9日、JAMA Intern Medに掲載された。著者は米・Johns Hopkins UniversityのScott J.Pilla氏らである。
この研究では、糖尿病例の降圧では「なにを食べるか」より「ナトリウム(Na)制限」の方が重要であると示された。ただし、「Na制限」の目標値をめぐっては学会間で推奨に相違が存在する。その背景についても考察したい。
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