日本感染症学会は昨日(7月9日)、マクロライド系抗菌薬エリスロマイシン(商品名エリスロシン)について、製造販売元のヴィアトリス製薬が7月3日付で点滴静注用500mgの限定出荷による供給を再開したと発表した。(関連記事「エリスロシン、ドライシロップと顆粒の通常出荷を再開」)。 同薬をめぐっては、製造のために使用した原薬の力価が日本薬局方に適合することを確認する試験(製剤バルクの受入れ試験)において、力価が規格値を下回る結果が得られ、当該製剤バルクが規格外の判定となったため、昨年(2024年)12月に供給停止の通知がなされていた。