21価肺炎球菌結合型ワクチン「キャップバックス筋注」が承認

MSD

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 MSDは本日(8月8日)、21価肺炎球菌結合型ワクチン(商品名キャップバックス筋注シリンジ、PCV21)について、「高齢者または肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる成人における肺炎球菌による感染症の予防」を適応として製造販売承認を取得したと発表した。(関連記事:「21価肺炎球菌結合型ワクチンCAPVAXIVEが良好な転帰示す」)

 今回の承認は、肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験STRIDE-9、海外第Ⅲ相臨床試験STRIDE-3、国際第Ⅲ相臨床試験STRIDE-8などの結果に基づくもの。

 同社は「日本人成人の市中肺炎の原因となる肺炎球菌血清型の71.9%、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の80.3%に対応しており、従来のワクチンと比べ、さらに広く肺炎球菌感染症を予防することが期待される」と説明。「高齢者および高リスク成人における肺炎球菌感染症の新たな予防手段を提供することで、日本人の健康と公衆衛生の向上にさらに貢献していきたい」と展望している。

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