日本ベーリンガーインゲルハイムは昨日(11月12日)、経口選択的HER2チロシンキナーゼ阻害薬ゾンゲルチニブ(商品名ヘルネクシオス)の販売を開始したと発表した。 同薬は、がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)に対する国内初の経口分子標的薬。第Ⅰ相ランダム化用量漸増試験(用量の確認と拡大を含む)Beamion-LUNG-1の良好な結果に基づき、9月19日に製造販売承認を取得していた(関連記事「ゾンゲルチニブ、HER2陽性進行性NSCLCで承認」)。