MSDは昨日(11月17日)までに、肺動脈性肺高血圧症(PAH)に対するアクチビンシグナル伝達阻害薬ソタテルセプト(商品名エアウィン)について、米国における添付文書の一部改訂に関する承認を米食品医薬品局(FDA)から取得したことを発表した。(関連記事「肺動脈性肺高血圧症治療薬ソタテルセプトが発売」) 今回追加されたのは、臨床的悪化のイベント項目として、PAHによる入院、肺移植、死亡。 今回の承認は、第Ⅲ相試験ZENITHの結果に基づく。同試験において、ソタテルセプトをバックグラウンド治療に追加することで、世界保健機関(WHO)機能分類ⅢまたはⅣのPAHの成人患者におけるPAHによる入院、肺移植、死亡の臨床的悪化イベントのリスクがプラセボと比較して76%低下し、有意な改善が認められた。