ヴィアトリス製薬は昨日(11月27日)、高選択性・可逆性P2Y12阻害薬selatogrelについて、急性心筋梗塞(AMI)を対象とする国内第Ⅲ相臨床試験SOS-AMIの患者登録を開始したと発表した。 SOS-AMI試験は、AMIの再発リスクを有する患者を対象にAMIを示唆する症状の発現時にselatogrelを自己投与した際の有効性および安全性を評価する。同薬の第Ⅰ相臨床試験(健康成人対象)および第Ⅱ相臨床試験(慢性冠症候群およびAMI患者対象)では、迅速かつ強力で可逆的な血小板凝集抑制作用と良好な安全性が示されている。同社は、早期介入により症状の発現から治療開始までの時間短縮、再発性AMIに対する初の自己投与型治療薬となることを目指すとしている。