新薬エクスプレス

抗タウ抗体etalanetugの最新知見をCTAD 2025で発表

エーザイ

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 エーザイは本日(12月2日)、第18回アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD 2025)において、タウ蛋白質の微小管結合領域(MTBR)に結合し、タウ病理のシード形成と伝播を阻止することを目的とした抗タウ抗体etalanetug(開発コードE2814)に関する最新知見を発表したと報告した。(関連記事「抗MTBRタウ抗体etalanetug、FDAのFast Track指定を受領」)

 発表は、顕性遺伝アルツハイマー病(DIAD)患者7例を対象とした第Ⅰb/Ⅱ相試験の成績である。タウPETを用いて3例の脳内タウ凝集体量を測定した結果、etalanetug投与により脳内タウ凝集体は安定化または減少傾向を示した。

 また脳内タウ病理に特異的なCSFおよび血中の新規バイオマーカーeMTBR-tau243を開発。eMTBR-tau243はタウPETとも高い相関を示すという。

 解析の結果、同薬投与によりCSF中のeMTBR-tau243は3カ月後に62%減少し、9カ月後には 89%減少した。同様に、血中eMTBR-tau243もそれぞれ78%、90%以上の減少が認められた。

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