エーザイとバイオジェンは昨日(12月4日)、第18回アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)において、抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体レカネマブ(商品名レケンビ)の継続治療による疾患進行の遅延効果に関する最新の知見を発表したと報告した。(関連記事「早期AD病治療薬レカネマブ、皮下注製剤を申請」) 発表は、アミロイド病理を有する早期AD患者を対象に行ったClarity AD試験の非盲検長期延長試験(OLE)と ADに対するモノクローナル抗体による16の臨床試験のデータを用いて、10年超のAD疾患進行とレカネマブの継続治療による遅延効果を推定したもの。 解析の結果、レカネマブによる治療をより早期に開始し、長期に継続することで、ADの進行を持続的に遅らせ、より長期間にわたり認知機能を維持できる可能性が示唆された。