2025年11月20日〜22日の3日間、新宿の京王プラザホテルで第87回日本臨床外科学会が開催されました。会長は日本医科大学消化器外科大学院教授の吉田寛先生(写真)で、学会テーマは「心・技・体」でした。相撲道に造詣の深い吉田先生ならではの骨太なプログラムで構成された、個性ある学会となりました。医学生、若手医師、女性医師の積極的な参加を促す充実した内容が多く見られ、未来の外科医へ明るいメッセージが届いたものと思います。今回は私が参加したセッションの中から、領域横断的な視点で近未来の外科医療に関わる内容を中心にご紹介します(関連記事:〔大会長に聞く〕外科医の原点「心・技・体」を次世代へ)。