26年度診療報酬改定

【中医協ウォッチング】入院時の食費・光熱水費引き上げへ

物価高騰を反映

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ
〔編集部から〕2026年度診療報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で個別改定項目に関する議論が始まっています。本特集では、中医協総会における議論のポイントをレポート形式で掲載するとともに、専門家による深掘り解説や速報などをお届けします。

今回のポイント

  • 物価高騰に伴う入院時の食費、光熱水費の引き上げが議論
  • 食費で40円、光熱水費で60円の引き上げが了承
  • 今後の物価高騰時の引き上げについては診療側と支払側で意見が分かれた

議論の概要:第632回中医協総会

 12月3日の第632回中医協総会では、昨今の物価高に対応した入院時の食費・光熱水費の引き上げが論点となり、26年度改定で食費1食当たりの基準額を40円入院時生活療養費(光熱水費含む)1日当たりの基準額(総額)を60円、それぞれ引き上げることが了承された。これにより前者は1食当たり計730円、後者は1日当たり計458円となる。

村上 和巳(むらかみ かずみ)

医療ジャーナリスト/日本医学ジャーナリスト協会理事

医療専門紙の記者を経て、2001年からフリーランスのジャーナリストとして活動。医療、災害・防災、国際紛争を中心に、各種メディアで執筆活動を行う。共著に、東日本大震災から3年目をレポートした『震災以降』、一般向けにがんの知識をまとめた『二人に一人ががんになる』がある。

村上 和巳
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