年末特別号

「起業という流出」 臨床現場を離れ臨床課題を解決する

医師の「流出」のいま②

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 医師は患者の命と健康を守る専門職であり、これまでは病院や研究機関という既存の枠組みの中でキャリアが完結するケースが大半だった。しかし近年、臨床現場における課題の解決策として、「起業」という道を選ぶ医師が増加している。予防医療の社会実装を目指す株式会社ウェルネス代表取締役で医師の中田航太郎氏に、従来の「待ち受け型医療」から予防医療に転換した動機と経緯、今後の展望について聞いた。

中田 航太郎(なかた こうたろう)

株式会社ウェルネス代表取締役社長

1991年、千葉県生まれ。4歳のころに喘息で入院した際、担当医への憧れから医師を志す。東京医科歯科大学(現:東京科学大学)医学部卒業後、救急総合診療科医。多くの患者と接する中で、防ぎえた後悔をなくしたいと考え「病気になる前にパーソナルドクターとともに予防する世界」を目指す。2018年6月に株式会社ウェルネスを創業し、予防医療サービス「Wellness Membership」を提供。現在は経営者や芸能人を中心に約1000人のエグゼクティブの健康をサポートしている。情報経営イノベーション専門職大学「iU」客員教授。著書に『人生100年時代を元気に生き抜く 医師が教える経営者のための「戦略的健康法」』(イーリサパブリッシング、2024年)がある。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする