バイエル薬品は昨日(12月9日)までに、MRI用に開発中の環状型ガドリニウム造影剤gadoquatraneについて、第Ⅲ相ピボタル試験QUANTIに含まれる新生児から18歳未満の小児を対象とした多施設共同前向きオープンラベル試験QUANTI Pediatricで主要評価項目および副次評価項目を達成したと発表した。(関連記事「MRI用造影剤gadoquatrane、日本での製造販売承認を申請」) 同試験では、造影MRI検査の臨床的適応を有する小児においてガドリニウム用量0.04mmol Gd/kgでgadoquatraneを投与し、造影MRI検査を実施。薬物動態および安全性プロファイルを評価する主要評価項目および副次的評価項目を達成した。今回の投与量は、既存の造影剤に比べガドリニウム用量で60%相当の低減となる。 結果の詳細は北米放射線学会(RSNA)の年次大会で発表された。