日本イーライリリーは昨日(12月11日)までに、非共有結合型ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬ピルトブルチニブ(商品名ジャイパーカ)に関する新たなエビデンスを公開。国際第Ⅲ相試験BRUIN CLL-313において主要評価項目を達成し、病勢進行または死亡のリスクを80%低減したと発表した。(関連記事「ピルトブルチニブ、イブルチニブと比較した第Ⅲ相試験で主要評価項目達成」「ピルトブルチニブ、CLL/SLLでPFSを有意に改善」) 同試験では、未治療で17p欠失のない慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)患者を対象にピルトブルチニブとベンダムスチン+リツキシマブ併用療法を比較。主要評価項目は独立判定委員会(IRC)が評価した無増悪生存期間(PFS)とした。追跡期間の中央値が28.1カ月時点において、併用療法群と比べピルトブルチニブ群で有意な改善が認められた(ハザード比0.20、95%CI 0.11~0.37、P<0.0001)。 結果の詳細は、米国血液学会(ASH2025)で発表された。