(© Adobe Stock ※画像はイメージです) 研究の背景:広域抗菌薬開始の遅れ、アウトカムに影響を及ぼすか? 当然のことながら、神戸大学病院感染症内科では定期的にジャーナルクラブを行っている。今回紹介するのは、そのジャーナルクラブで議論されたものだ。論文を見つけてきたのは後期研修医(フェロー)の溝辺達季先生である。ご本人の許可を頂いて、本稿をしたためている。なお、本稿自体は岩田が100%執筆したものである。言うまでもなく、人工知能(AI)も使っていない。 臨床感染症業界ではトップジャーナルの1つであるCIDに掲載された論文だ。広域抗菌薬の開始の遅れがアウトカムに影響を及ぼすか?という、誠に臨床家が知りたいclinically relevantなトピックである。 Baghdadi JD et al. Association Between Delayed Broad-Spectrum Gram-negative Antibiotics and Clinical Outcomes: How Much Does Getting It Right With Empiric Antibiotics Matter? Clin Infect Dis 2025; 80: 949-958.