今年(2020年)2月21日、厚生労働省は重症川崎病の新たな治療薬として、シクロスポリン(Cyclosporine A;CsA)の追加適応を承認した。同薬は千葉大学病院が医療法上の臨床研究中核病院として臨床試験・研究を支援するARO(Academic Resarch Organization)組織を構築し、実施してきたもので、この組織として医師主導治験を支援した最初の承認となる。研究グループの1人で同院臨床試験部教授の花岡英紀氏に詳しい話を聞いた。