関節リウマチ(RA)の治療では国内初のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬が発売されて7年が経過した。経口薬でありながら、注射薬の生物学的製剤に匹敵する有効性を持つ薬剤で、今年(2020年)4月には国内4剤目となるウパダシチニブ(商品名リンヴォック)が発売された。RA治療の選択肢が広がるなか、北里大学病院膠原病・感染内科教授の山岡邦宏氏に、これまでの使用経験を基づいてJAK阻害薬の有効性や安全性についての知見、ウパダシチニブへの期待について聞いた。