円形脱毛症、新たな治療の幕開け

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 皮膚科医は目に見える患者の皮膚症状から原因を探り、皮膚病変に隠れた内臓疾患など全身的な疾患を診るエキスパートである。全身疾患のゲートキーパーとしての役割を担っており、さまざまな疾患の可能性を疑い、早期発見・治療につなげる上で専門的かつ最先端の知識や診断能力が求められる。一方、一般内科医が皮膚疾患を診るケースも珍しくなく、適切なタイミングで患者を皮膚科専門医受診につなげてもらうための見極めが重要となる。本連載では、一般内科医が遭遇する可能性が高いが見過ごされやすい疾患、これまで治療に難渋していたが近未来に治療が一変しそうな疾患、内科疾患の治療薬で近年注目されている皮膚有害事象などにフォーカスし、一般内科医の先生方に診療の問題解決の一助になるような最新の話題を提供したい。第1回では円形脱毛症を取り上げる。

葉山 惟大 (はやま これまさ)

2004年、日本大学医学部医学科卒業。日本大学医学部附属板橋病院での研修医修了後、同大学医学部皮膚科学系皮膚科学分野助手を経て、2014から同大学医学部皮膚科学系皮膚科学分野助教/病棟医長、2019年から同大学医学部附属板橋病院アレルギーセンター臨床部門長を兼任。

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