乾燥弱毒生麻疹風疹混合ワクチンが出荷停止

武田薬品工業

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 武田薬品工業は本日(11月29日)、同社が製造・販売する乾燥弱毒生麻疹風疹混合ワクチン(商品名タケダ)について、一定期間出荷を停止することを発表した。少なくとも今年度中の出荷の見込みはないとしている(関連記事「『タケダ』MRワクチンと麻しんワクチンを自主回収」)。

 同社ではこれまで、麻疹力価が有効期間の満了前に承認規格を下回る可能性があることが判明したたため、使用可能な期限を短縮した製品の使用を求めるとともに、力価低下の原因究明および是正措置を進めてきたが、その原因の特定および是正措置の実効性を評価するためにさらなる時間が必要であると判断。同ワクチンを一定期間出荷停止するに至ったとしている。

 なお、代替が可能な製品としては、阪大微生物病研究会が製造し、同研究会および田辺三菱製薬が販売する同ワクチン(商品名ミールビック)、第一三共が製造・販売するはしか風疹混合生ワクチン(商品名第一三共)が挙げられている。

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