ビーワン・メディシンズ(旧BeiGene Japan)は本日(7月1日)、根治切除不能な進行・再発食道がんに対する治療薬として抗PD-1抗体チスレリズマブ(商品名テビムブラ点滴静注100mg)の販売を開始したと発表した(関連記事:「抗PD-1抗体チスレリズマブ、根治切除不能な進行・再発の食道がんで承認」)。 同薬はPD-1に対するIgG4変異型モノクローナル抗体製剤であり、国際第Ⅲ相臨床試験RATIONALE-306およびRATIONALE-302での良好な結果に基づき今年(2025年)3月27日に承認を取得。翌月には、『食道癌診療ガイドライン』を作成する日本食道学会ガイドライン委員会が同薬を用いた一次治療レジメンおよび二次治療について「強く推奨する」との速報コメントを発表していた(関連記事:「食道がん薬物療法の新たな選択肢に注目」)。