第一三共は本日(8月19日)、抗B7-H3抗体薬物複合体ifinatamab deruxtecan(I-DXd、開発コードDS-7300)について、米食品医薬品局(FDA)からプラチナ製剤ベースの化学療法中または治療後に病勢進行した進展型小細胞肺がん治療を対象として、ブレークスルーセラピー(画期的治療薬)指定を受けたと発表した。(関連記事「新規抗体薬物複合体、食道扁平上皮がんの二次治療でP3開始」) 今回の指定は、進展型小細胞肺がん患者を対象とした第Ⅱ相臨床試験IDeate-Lung01および切除不能な進行性または転移性固形がん患者を対象とした第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験IDeate-PanTumor01のデータに基づくもの。IDeate-Lung01の主要解析結果は、今年9月開催の世界肺がん学会(WCLC 2025)で発表する予定とのこと。