日本セルヴィエは本日(9月19日)、変異型イソクエン酸脱水素酵素(IDH)1/2阻害薬ボラシデニブ(商品名ボラニゴ錠10mg、錠40mg)について、IDH1またはIDH2遺伝子変異陽性の神経膠腫治療薬として製造販売承認を取得したと発表した。 同薬は、変異型IDH1/2の酵素活性阻害を介して腫瘍細胞におけるがん代謝物2-ヒドロキシグルタル酸(2-HG)の産生を抑制、腫瘍細胞の分化を誘導することで腫瘍の増殖を抑える。 今回の承認は、手術歴があり放射線療法又また化学療法による治療歴のないIDH1/2遺伝子変異陽性でグレード2の残存・再発星細胞腫および乏突起膠腫患者を対象とした国際共同第Ⅲ相試験INDIGOの結果に基づくもの。昨年(2024年)12月に希少疾病用医薬品指定を受け、同月に承認申請を行っていた。