日本化薬は9月19日、チロシンキナーゼ阻害薬タレトレクチニブ(商品名イブトロジー)について、ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)を適応に承認を取得したと発表した。(関連記事「Taletrectinib、ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発のNSCLCで申請」) 同薬は、強力かつ選択的な次世代ROS1阻害薬で、経口投与が可能。今回の承認の根拠となった第Ⅱ相臨床試験2件(TRUST-ⅠおよびTRUST-Ⅱ)では、ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発NSCLC患者に対する同薬の有効性が示された。