第一三共は昨日(10月7日)、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd、商品名エンハーツ)と抗HER2抗体ペルツズマブ(同パージェタ)の併用療法について、HER2陽性の進行性または転移性乳がん患者への一次治療を対象とした効能効果を追加する製造販売承認事項一部変更承認申請を日本で行ったと発表した。(関連記事:「T-DXd+ペルツズマブ、HER2陽性乳がんの一次治療でFDAが一部変更承認申請を受理」) 今回の申請は、HER2陽性の進行性または転移性乳がん患者への一次治療を対象とした国際第Ⅲ相臨床試験DESTINY-Breast09の結果に基づくもの。同試験の詳細は今年(2025年)6月に行われた米国臨床腫瘍学会(ASCO 2025)で発表された。(関連記事:「〔ASCO 2025〕T-DXd+ペルツズマブ、HER2陽性進行乳がんの一次治療でPFS延長」)